葬儀社天国社によるスタッフブログ

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  3. 十人十色の家族葬
  4. 十人十色の家族葬:林 巧之助が数多くの施行経験で学んだ接客業の醍醐味

私は入社4年目で、葬儀の施行を担当しています。家族葬の施行のほか時おり一般葬も。病院などへの故人様のお迎えから携わることもあります。ホテル専門学校に通っていましたが、就活時は先の見えないコロナ禍真っ只中、求人数が激減のなか、学んだ接客を活かせそうと葬儀業界の門を叩いた。

同じ葬儀はひとつもない

初仕事は、参列者のいないご家族だけで見送る家族葬を任されました。マニュアルを頼りに、司会・進行を務め無事終了。

大きな式場に多くの参列者が訪れた一般葬も経験しました。先輩ディレクターのサポートをしながら学んだのは、サプライズ提案です。

葬儀のプランづくりを担当する部門から施行担当へ、故人様の生前の嗜好やご趣味等に関する情報も引きつがれます。

故人様がお好きだったお酒や食べ物、ご趣味の道具などを祭壇にお供えすれば、弔問客に故人様への想いを抱きながらお見送りいただけます。

また、ご自宅から葬儀会場へ向かう道すがら、お勤め先や学校など故人様のゆかりの地へ立ち寄ったりもします。

サプライズでの思いがけない気遣いにご家族にお礼を言われることは仕事冥利に尽きますが、施行の難しいところは、同じ葬儀はひとつもなく、マニュアル通りに進めれば良いというものではない点です。

どの葬儀でも、その場、その場で即断することが求められます。

喪主様、ご家族の好みを感じ取りながら、それに合わせた気の使い方を考えたりもします。

手配した花を飾ろうとしたところ、想定よりも大きくて交換を要望され急いで対応しなければないない時も話し方ひとつでクレームにもなりますし、感謝されたりもします。要は、応対の仕方ひとつなのです。

コロナ禍を経て、葬儀のほとんどが弔問客のいない家族葬になりました。

宗教者を呼ばず、近親者だけでゆっくりとお見送りをするケースも増えています。故人様がお好きだったお酒をお供えし、同じお酒をご家族様の会食用にご用意すれば、棺を囲みお酒を酌み交わしながらゆっくりとお見送りできます。菊の花にお酒をつけて、棺の故人様の口元へ運ぶ様子も見慣れた光景となりました。

まさに十人十色の家族葬〜忘れられないサプライズの数々

忘れられないサプライズがいくつか思い出されます。

ラーメンが大好きだった故人様に、行きつけだったお店の湯気のたったラーメンをお供えしたこと。お店に相談したところ快諾いただき、どんぶりもそのままお備えして欲しいとのお心遣いもいただき、葬儀後は自宅祭壇に飾られたそうです。

30歳半ばで旅立つことになった故人様はいじったクルマを走らせるのが大好きな方でした。走り仲間がご自慢のクルマで弔問に訪れ霊柩車と並走してお見送りしました。

メカ好きの故人様にはエンジンの音が旅立ちの合図にぴったりでした。バイク好きの方のご葬儀では愛車のエンジン音を響かせながらご出棺しました。

お客様からの心温まるお言葉

施行を担当する葬儀が立て込むなか、とても励みになることがあります。それは、葬儀を終えた後、依頼されたご家族ににお礼をいわれる時です。本当に心のこもった温かいお言葉をいただくことが多く、他の接客業ではなかなか体験できないことではないかといつも思います。

昨今は家族葬が主流となっていますが、「ゆっくりお別れできて良かった。家族だけにして良かった。」と、満足のお声を聞くことが増えています。弔問客の接待に追われることなく、ご家族だけで故人様を囲んで旅立ちのお手伝いをしお見送りする。これが本来の葬儀のあるべきかたちだったのかもしれませんね。

編集者情報:林 巧之助(ハヤシコウノスケ)

2021年入社。繁忙期には、複数の会館をまたいでの葬儀施行。中堅の落ち着きは、担当した葬儀の数が物語っている。お客様からの感謝の言葉が自信と励みにつながっている。今後は、社葬など大きな葬儀を任せられるようになりたいと、さらなる成長を目指し4年目にのぞんでいる。

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