葬儀社天国社によるスタッフブログ

本日、福岡では雪が降るほど寒い一日でしたが、皆様は風邪などひかれてないでしょうか?体調管理に気をつけてお過ごしください。
福岡の町では、1月8日の「初えびす」から11日の「残りえびす」の間で博多区東公園にある十日恵比寿神社にて十日恵比寿があります。由緒は「福岡懸神社誌」(昭和19年刊)によると、「香椎宮社家の武内平十郎(後隠居して五右衛門と称す)が博多に分家し、神屋と号して商売を営みました。此の者天正十九年(一五九一年)正月三日、年始に当り香椎なる父の家に至り、香椎宮、筥崎宮への参詣の帰途、浜辺潮先に於て、恵比須大神の尊像を拾い上げたる地に御社を建て氏の神と家運大いに栄えたと云う」とあります。
また、「明治参拾参年旧正月記録ヨリ写取者也」と添え書きのある武内文書「十日恵比須神社記録写」には「香椎から箱崎に参拝途中の潮先で、恵比須二対を拾い上げて、持ち帰って奉斎した」「毎年正月十日恵比須ととなえて、自身でお供えして拾い上げたところで御神酒をささげた。これが知られて次第に参拝する人が多くなって繁昌した」という意味のことが書かれています。
当時、社は崇福寺境内にあったようですが、博多に分家した香椎宮ゆかりの武内家の一族が、最初は自宅に祀り、のち千代の松原に一社を建立したのが始まりらしいとのことです。
恵比須神社は本来、漁業と深い関係にありますが、どちらかというと十日恵比須神社は“商人色”が強いようです。漁業でも“流通”関係が目立っており、起源との関連をうかがわせるとのことです。
私の地元の事なのに何も理解しておりませんでした(恥)
今年の目標は、地元をはじめ福岡市の歴史を勉強することを頑張りたいと思います。姪浜会館 林恵造